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資産運用セミナーおすすめ9社を比較【2025年】

資産運用の勉強を始めたいけれど、どのセミナーを選べばよいか分からないと悩んでいる方は多いでしょう。

2025年現在、無料から有料まで様々な資産運用セミナーが開催されており、オンラインでの参加も可能になっています。しかし、講師の実績や内容の質、参加費用には大きな差があるため、どのセミナーを受けるかは慎重に決めたいものです。

本記事では、実績豊富な講師陣をそろえた信頼性の高い資産運用セミナー厳選9社を徹底比較しました。無料体験セミナーの有無、オンライン対応状況、実際の参加者満足度まで詳しく調査していますので、あなたの予算と学習スタイルに合う最適なセミナーが今すぐ見つかるでしょう。

投資初心者でも安心して参加できる会社を始めとして、より実践的なノウハウを学べる上級者向けまで網羅しています。今後の資産形成を成功させるために、ぜひ活用してください。

目次

資産運用セミナーおすすめ9社を徹底比較

2025年現在、資産運用への関心はますます高まっています。金融庁の調査によると、2025年3月末時点でのNISA口座開設件数は約2647万口座に達しました。

参考:NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について

需要が高まる資産運用ですが、証券口座やNISA口座を開設しても、実際の運用はどうすればよいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。またすでに口座を持っているけれど運用に自信がない、今のままでいいのかどうか不安を持つ方もいます。

運用に関して、証券会社や金融機関、マネースクールなどがセミナーを開催しています。しかし多数の資産運用セミナーから信頼できるものを選ぶのは簡単ではありません。

ここでは延べ受講者数、満足度、教育内容の充実度、運営会社の信頼性を総合評価しました。2025年におすすめの資産運用セミナー10社の各社の特徴と独自の強みを詳しく解説していきます。

マネイロははたらく世代向けの資産運用サービス

マネイロは、無料で資産形成をサポートするサービスです。つみたてNISA、iDeCo、投資信託、個人年金、生命保険、医療保険などを組み合わせてお金の問題を解決していきます。

セミナー視聴、動画視聴、診断・シミュレーションのいずれかを行った方が、マネイロコンシェル(お金のプロ)に相談できるシステムです。

働く世代、30代から40代を中心に資産運用を学べますが、20代以上の方なら月2万円からの積立投資に取り組めるようになっています。初心者の方も安心してアドバイスを受けられます。

セミナーは毎日開催されており、カメラOFFでも参加できる環境を提供しています。新たにSBI証券と連携していますので、セミナー受講後の投資商品選びや取引に関する相談の幅も広がりました。

忙しい現代人や投資初心者にとって、最初のステップとして最適なセミナーと言えるでしょう。

IOSマネーセミナーは累計参加者10万人以上の女性限定セミナー

IOSマネーセミナーは、伊藤忠オリコ保険サービス株式会社が運営する女性限定のマネーセミナーです。セミナーの累計参加者数10万人以上、開催数9,000回以上という圧倒的な実績を誇ります。

マネーセミナーというと投資や資産運用にスポットが当たりがちですが、IOSマネーセミナーでは女性のライフステージに特化した内容です。保険の加入、結婚や出産のための費用、節約といった内容からNISAやiDeCoなどについても無料で学べます。

セミナー後は、プロのファイナンシャルプランナーが個別相談を受け付けています。セミナー会場では、アクセスの良いホテルや最新設備が整った会場でスイーツとドリンクを楽しみながら学習できる環境を提供しています。

アットセミナーは60種類以上から選べるマネーセミナー総合窓口

アットセミナーは、パワープランニング株式会社が運営する金融分野に特化したセミナー情報サイトです。60種類以上のお金に関するセミナーを無料で提供しています。

最大の特徴は、資産運用(不動産投資、積立NISA)、節約・貯蓄(家計のやりくり)、節税対策(所得税、相続税)など、幅広いテーマから自分の関心に合わせてセミナーを選択できることです。

会場だけでなくオンラインセミナーも多数開催しており、地方在住者でも気軽に参加できます。初心者にもわかりやすいカリキュラムだけでなく、お金の知識をさらに深めたい方のセミナーもあります


ABCashはお金のパーソナルトレーニングで確実にスキルアップ

ABCash(エービーキャッシュ)は業界でも珍しいお金のパーソナルトレーニングサービスです。2024年8月時点で累計受講者数6万人を突破し、「3ヶ月でお金に強くなる」をコンセプトに専属コンサルタントがマンツーマンで指導します。

最大の特徴は、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのトレーニングメニューを提供することです。週1回の1on1トレーニング、資産形成のアドバイス、投資デビューのサポート、LINE相談などを行っています。

家計管理から投資のスタートまで、カリキュラムに基づいて3ヵ月間、3つのトレーニングを進めていきます。最終的には1日30分、隙間時間を使ってオンラインでのトレーニングセミナーで知識を深堀できます。

受講期間後も継続して学べるサポート体制が整っているので、お金のスキルをアップデートし続けられるでしょう。ABCashでは有料プランが展開されており、投資信託や保険などの斡旋・販売は一切ありません。

マネカツは女性と初心者向けの資産運用セミナー

マネカツは、FANTAS technology株式会社が運営する女性専門の資産運用セミナーです。Zoomを使用したセミナーにより、女性のライフプランや資産運用を共に考え学べるようになっています。

マネカツのセミナーに参加しているのは、30代から40代の働く女性が中心です。お金の知識がまったくない方も、安心してセミナーに参加できます。

セミナー後には無理な勧誘もなく、希望した場合のみ後日ファイナンシャルプランナーと個別相談が可能です。金融商品だけでなく不動産投資、各種保険などの紹介を受けられます。

セミナーの参加には一切料金がかかりません。カメラなしでも参加できますので、自宅からリラックスした状態でお金に関する不安を解消できるようになります。


SHEmoneyはSNSで話題の女性向けコーチングスタジオ

SHEmoneyは、女性向けキャリアスクール「SHElikes」で有名なSHE株式会社が運営する定額学び放題の女性向けマネースクールです。お金に関することをオリジナル開発された教材で学び、悩みを徹底解決できます。

全15コース55レッスンの家計管理や資産運用、ライフプランなどの様々なプログラムから必要なものを受講アドバイザーが厳選します。自分が学びたいカリキュラムが揃っているので挫折せずに続けられます。

まず無料体験レッスンを受けてから入会を決められますので、安心です。入会後は半年間カリキュラムを受講し、その後もフォローを継続して受けられます。

独自のコーチングプログラムにより、理想のライフプランやキャリアを明確化できます。コミュニティで情報交換もできるので、フリーランスを目指している方やこれから副業に取り組みたい方にもおすすめです。

マネきゃんは会社員・公務員にしかできない資産運用術を学べる

マネきゃんは、会社員・公務員に特化したオンライン資産運用セミナーです。資産を最大化させる活用術や、忙しい方もほったらかしでできる運用、すぐに始める節約術など盛りだくさんの内容を学べます。

会社員や公務員の方しかできない資産運用術でライフスタイルに適した投資術の伝授を受けられます。参加条件は年収600万円以上の方限定で、Zoomを使った無料のオンラインセミナーを実施しています。

土日や夜も開催しているので、普段忙しい方も安心して学べます。またセミナーに参加しても投資商品の申込や契約をその場では行いません。

自分が必要だと思った場合に、投資や資産運用に関する商品の提案を受けられます。毎日1時間30分のスケジュールでセミナーが実施されていますので、希望時間に予約申し込みをして参加しましょう。


キャピタルハックは年収500万円以上の会社員・公務員限定

キャピタルハックは、年収500万円以上の会社員・公務員・医療従事者に限定した資産運用セミナーです。投資や資産運用の相談、収支シミュレーションがすべて無料となっており、商品などの勧誘なしでセミナーに参加できます。

またコンサルティングも無料で、自分のスケジュールに合わせて何度でも受けられます。年金だけでは不安、NISAとiDeCoならどっち?、投資信託を始めたいなど、知りたいけれど放置していた内容をセミナーで学べます。

東京、大阪、名古屋でセミナーを開催しており、資産形成の始め方や税対策なども個別にアドバイスを受けられます。

ファイナンシャルアカデミーは延べ受講者数累計79万人を超える実績

ファイナンシャルアカデミーは、2002年の創立以来累計で79万人以上が受講した日本最大級の総合マネースクールです。カリキュラムに従って資産運用の知識を動画視聴やZoom授業等で学んでいきます。

講師は全員現役投資家で、無理なく続けられる学習設計により初心者でも3ヵ月で成果につなげられます。また1年間のサポート体制がありますので、疑問を解消したり気になる点を何度でも学んだりと継続しやすくなっています。

ファイナンシャルアカデミーは金融商品の販売を一切行いません。運営は授業料のみで成り立っており、中立的な立場で知識とノウハウを提供しています。

受講生の73%以上が株式投資スクール受講後2年間で利益を上げており、平均運用実績は+441万円という具体的な成果も公表されています。

現在受講生は女性52%、男性48%の割合で、年代では20代から50代まで幅広い層に支持されています。
株式投資、投資信託、不動産投資、お金の教養、定年後設計の5つのメインスクールから選んで学べます。


資産運用セミナーおすすめ9社の料金比較表

どの資産運用セミナーを受けるかは、料金の比較が大切になります。無料セミナーから有料スクールまで、各社が提供するサービス内容と料金設定は同じではありません。

無料だからお得、有料なら安心とは考えずセミナー内容やコンサルティングの質を比較してください。投資に限らずお金に関して初めて学ぶ方は、コストを抑えながら質の高い学習ができるセミナーを選びましょう。

本章では、主要9社の料金体系を分析し、予算と学習目標に最適なセミナーを見つけるための情報をお伝えします。

無料セミナーと有料セミナーの料金一覧

資産運用セミナーの料金体系は、無料から数十万円まで幅広い価格帯で展開されています。

  • ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」
  • マネイロ
  • IOSマネーセミナー
  • マネカツ
  • アットセミナー
  • キャピタルハック
  • マネきゃん

無料セミナーでは基礎知識の習得が中心となる構成のものが多いです。個別相談や、金融商品の紹介などは各セミナーを開催している会社により異なりますのでサイトで確認してください。

有料スクールではお金の知識から、個別サポートや実践的な投資手法まで学べる構成のところが多いです。学習期間を過ぎても、有料で一定期間サポートを継続できるところもあります。

オンライン受講と対面受講の費用での違い

同一内容のセミナーでも、受講形式による料金差は限定的というのが現在の傾向です。

ファイナンシャルアカデミーでは動画受講のみの場合、教室・Zoom併用コースより80,000円安く設定されています。しかし、その他のセミナー運営会社では、オンラインと対面の料金を同額に設定しています。

交通費と時間コストを考慮すると、オンライン受講の総合的なメリットは大きいといえるでしょう。首都圏以外からの参加者の場合、往復交通費だけで1〜3万円程度かかるケースも珍しくありません。

オンライン受講では移動時間がゼロになるため、忙しい会社員や子育て中の方でも参加しやすい環境が整っています。

怪しい資産運用セミナーの見分け方と注意点

資産運用への関心が高まる中、詐欺的なセミナーによる被害が深刻化しています。

金融庁に寄せられた投資詐欺に関する相談は、2024年度に6,859件にも上りました。うち実際の被害があったのは5,744件でした。

参考:金融庁 マネー・ローンダリング等及び金融犯罪対策の取り組みと課題

詐欺被害を防ぐためには、怪しいセミナーにはどんな特徴があるかを知っておき、安全な業者との見分け方を身につけましょう。

高額商品の強引な勧誘があるセミナー

強引な勧誘を行うセミナーは、危険信号と考えてよいでしょう。「元本保証」「必ず儲かる」「あなただけにご紹介」といった誘い文句は、投資詐欺でよく用いられる典型的な手口です。

また、劇場型の勧誘では、一見別々の複数の人物が口裏を合わせて一人の消費者をだまそうとする手法も確認されています。

さらに、セミナー参加後に「郵便や宅配便等で現金を送付してください」「金融庁の認可を受けた特別な商品です」などと説明される場合は、詐欺的商法の可能性が極めて高いといえます。

少しでも不審な勧誘を受けた際は、セミナーの途中でもきっぱりと断り、絶対に関わらないようにしてください。

誇大広告や怪しい宣伝文句のチェックポイント

金融商品取引法では、誇大広告が明確に禁止されています。「絶対に儲かる」「元本保証で高利回り」「上場確実」といった表現は禁止されています。

金融商品取引業者等が広告を行う際に法律で定められた「著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させるような表示」に当たります。また、「金融庁公認」「金融庁認可」「金融庁のお墨付き」などの表現も注意が必要です。

金融庁が後援・協賛するのは国や自治体などの公的機関による非営利のイベントに限られており、個人や企業の営利目的のセミナーを後援することはありません。

金融庁や国民生活センターなど公的な機関の名称を使用したセミナーは詐欺的勧誘のおそれが高いと考えられます。

参考:国民生活センター 儲け話に関するトラブルにご注意!

安全で信頼できるセミナー会社の選び方

信頼できるセミナー会社を見分けるためには、金融庁への登録状況を確認してください。

まずはセミナーを運営している会社の公式サイトで「金融商品仲介業者」が記載されているか確かめましょう。金融商品取引業を行う事業者は、金融庁(財務局)への登録が法律で義務付けられています。

金融庁のウェブサイト「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」では、正規の登録業者を検索できます。

また、無登録で金融商品取引業を行っているとして警告書が発出された業者の名称も公表されています。サイトでリストと照合すれば確実です。

参考:金融庁 「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」

一般企業が主催するセミナーは、運営実績が豊富で口コミ評価が良好な会社を選びましょう。

会社員・公務員向け資産運用セミナーの選び方

安定した収入と長期雇用の保証がある会社員・公務員には、特別な資産運用戦略のためのセミナーが開催されています。
一般的な投資セミナーに加えて、年金や保険なども学べるところも多いです。

さらに専門性の高いセミナーでは企業型確定拠出年金や退職金制度と連携した効率的な投資手法を学べるでしょう。公務員の場合、法律上の制約がある中でも株式投資や投資信託、不動産投資などによる資産運用は認められています。

セミナー参加にあたって年収500万円以上、600万円以上といった条件が設けられているところもあります。

副業禁止でもできる投資方法を学べるセミナー

副業が制限されている会社員・公務員でも、投資は資産運用として認められているところが多くあります。厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には報酬を得る副業に関して、労働時間などの規定が記載されています。

参考:副業・兼業の促進に関するガイドライン わかりやすい解説

投資は資産の運用にあたるため、一般的に労働対価を得る副業には該当しません。ただし会社の就業規則や社内規定により、投資行為が禁止されている場合もあります。必ず勤務先の確認を取りましょう。

セミナーでは法的リスクを回避しながら着実に資産を増やす具体的手法を学べるため、副業制限がある方こそ参加価値が高いといえるでしょう。

退職金運用に特化したプログラム

退職金はまとまった資金のため、運用方法を誤ると大きな損失につながるリスクがあります。退職金を運用する、老後資金を確保するといった目的が明確になったセミナーを選んで受講しましょう。

これまで投資やお金の管理について考えたことがなく、どのセミナーから始めてよいのか迷っているなら、基礎知識から学べるものを選んでください。

おすすめできるのは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が講師を務めているセミナーです。IFA講師は、中立的な立場からの情報を提供しています。

退職金の税金や手取り額の基礎知識、老後資金をストックとフローに分ける、使いながら運用する最適な引き出し率の設定などを学ぶセミナーが見つかります。

リスクの高い投資や、投資商品などを過剰に勧めるセミナーなどには十分注意してください。

iDeCoとNISAを活用した節税対策講座

iDeCoとNISAは会社員・公務員の方も効果的に活用できる節税制度です。iDeCoとNISAに特化したセミナーでは、初心者にもわかりやすく、制度の概要やメリット・デメリットを解説したものが多く見つかります。

基本的な仕組みだけでなく、使い分けや投資対象商品なども理解できます。またすでにiDeCoやNISAを始めているが、現状でよいのか悩んでいる方にもセミナーは打開策となるでしょう。

特に会社員・公務員向けの講座では、企業が従業員のために掛金を拠出する企業型DCとiDeCoとの併用方法などが学べます。また給与所得者特有の節税戦略を具体的なシミュレーションと共に実践的にアドバイスしているセミナーもあります。

制度を正しく理解し組み合わせれば、税負担を大幅に軽減しながら効率的な資産形成が実現可能になるでしょう。

初心者が失敗しない資産運用セミナーの選び方

投資の知識が全くない初心者こそ、質の高いセミナーを選ぶことが成功への近道となります。初心者向けセミナーでは専門用語を使わない分かりやすい解説と、段階的な学習プログラムが用意されており、基礎から実践まで無理なく進められます。

できればあまり長時間でない無料セミナーから試してみましょう。講師の講義だけでなく質問できる双方向のものがおすすめです。

もし自分で質問がない場合にも、他の受講者の質問から学べることもあります。カメラオフで参加できるオンラインセミナーなら初心者の方も始めやすいでしょう。

どのセミナーを選ぶべきか迷ったときの判断基準を、このあと詳しく解説していきます。

基礎知識ゼロから始められるプログラムの特徴

投資の基礎知識が全くない状態から体系的に学べるプログラムには、いくつかの共通した特徴があります。優良なセミナーでは「複利」「リスク」「分散投資」といった専門用語を、日常的な例を使って丁寧に説明してくれます。

機関投資家として株式分析や投資信託運用の経験を持つ講師や、資産運用のプロが具体的な投資のイメージを持てるような内容です。

初心者向けのセミナーと明記しているところでは、いきなり投資ではなくお金の管理や保険など身近なものから学べるスタイルとなっています。

特定の金融商品の販売を行わない、個別相談は納得のうえでといった設定のセミナーであれば初心者の方も安心です。投資の段階的学習では、まず投資の目的設定から始まり、リスク許容度の確認、商品選択、実践という流れで無理なく進められる構成となっています。

少額投資から学べるセミナーの選び方

やはりいきなり高額を投資するのは不安も大きいですから、少額投資から学べる、リスクの低い金融商品を実際に投資できるといったセミナーがよいでしょう。

少額から実際に投資を体験しながら学べるセミナーは、理論と実践を両立できる点で初心者の方にぴったりです。少額投資の最大のメリットは、実際の投資で得られる緊張感とモチベーションの維持です。

デモトレードと異なり、少額でも実際の資金を使うと市場の値動きに対する感覚を養えます。セミナーによっては月2万円程度からの投資を勧めているので、分散投資の効果も実感しやすいでしょう。

複数の商品に少額ずつ投資することでリスクを抑えながら投資スキルを身につけられるのが特徴です。

投資信託とNISAの基本を教えてくれる講座

これから投資をしてみたいと考える方にとって、投資信託とNISAは最初に学んでおきたいものです。投資とは何かという基本的な解説から新NISA制度の基本、成長投資枠の使い方まで各社は多彩なセミナーを展開しています。

具体的な資産形成、積立投資のメリットや活用法、証券口座を上手に活用する方法など体系的に学べるカリキュラムが組まれたセミナーもあります。

講座選びでは制度の基本説明だけでなく、具体的な商品選択指導まで含まれているとすぐに投資を始めやすいでしょう。

オンライン資産運用セミナーのメリットとデメリット

コロナ禍を機に急速に普及したオンライン形式の資産運用セミナーは、従来の対面型とは大きく異なる特徴を持ちます。

移動時間の節約や全国どこからでも参加可能な利便性がある一方で、集中力の維持や双方向コミュニケーションには少し課題が残るとも言われています。

お住まいの地域や、たとえば小さい子どもがいて参加しにくいといった状況を踏まえてセミナーを選びましょう。受講形式を選択できるのであれば、自分に最適な環境を見つけるのが大切になります

自宅で学べるオンラインセミナーの利点

オンライン資産運用セミナーの最大の魅力は、自宅から気軽に参加できる利便性にあります。移動時間や交通費が一切不要となるため、会社員の方も平日の仕事終わりでも参加しやすくなりました。

土日にも開催されているセミナーもあり、ライフスタイルに学ぶ時間を取り入れていきやすいと言えるでしょう。

録画機能を活用できるセミナーなら、重要なポイントを繰り返し視聴して復習できるという大きな効果があります。地方在住者でも東京で開催されるセミナーに簡単にアクセスできるようになり、学習機会の格差が解消されています。

対面セミナーとの学習効果の違い

オンラインと対面では学習効果に違いがあるともいわれます。対面セミナーでは会場の雰囲気や他の参加者の存在により自然と集中できる環境が整います。

一方、オンラインでは「ながら参加」になりがちで、自分でしっかり学びたいというモチベーションが学習効果にも大きく差をもたらすでしょう。

講師との双方向コミュニケーションでは、対面の方が直接的な質問やリアルタイムでの反応確認が容易です。しかし、オンラインでもチャット機能が使えるものもあり、かえって質問しやすい環境が生まれるケースもあると言えます。

対面でもオンラインでも学習のチャンスを逃さない積極性が肝心になってくるでしょう。自分が学びたいことをどれくらいまでの段階で身につけるかスケジュールをきちんと組んでからセミナーに参加するのも大切です。

オンライン受講時の注意点と準備

オンラインセミナーで最大の学習効果を得るためには、事前準備と受講環境の整備が欠かせません。

通信環境については、安定したインターネット回線の確保が最優先となります。Wi-Fiの電波状況を事前にチェックし、可能であれば代替のインターネット接続方法も準備してください。

受講場所は静かで集中できる環境を選び、家族にセミナー参加を伝えて中断されないよう配慮しましょう。

セミナーの資料をもらえるかどうかは各社異なりますので、しっかりノートを取るようにしてください。ノート術については、デジタルツールを活用した効率的な記録方法もよいでしょう。

画面分割機能を使ってメモアプリと配信画面を同時表示させるとリアルタイムでの記録が可能になります。またセミナーでこの疑問点を解決する、あるいはこの点をきちんと身につけるといったように目的意識を明確にして参加しましょう。

「ながら聞き」を避け集中力を維持するのがオンライン受講でのポイントです。

資産運用セミナー受講後の実践ステップ

セミナーは受講すれば完了ではなく、得た知識を実際の投資行動に移すまでの流れが資産やお金に関する学びの点では必要です。

まず学習内容を整理し、自分のライフプランに合った実践計画を立てることから始めます。

金融庁の調査では、投資を始める際の基本として「家計管理とライフプランニング」「主な金融商品の理解」「長期・積立・分散投資」の3つの考え方が重要であると示されています。

参考:未来を育む資産形成 資産形成の基本

次に具体的な投資開始までの手順を明確にし、継続的な学習と投資スキル向上の仕組みを構築していきましょう。セミナーで得た知識は行動に移してこそ価値があるため、実践的なステップを通じて着実に投資への第一歩を踏み出していきましょう。

セミナー受講後にすぐ始められる投資方法

セミナーで学んだ知識などを活かして即座に開始できる投資方法があります。

投資に関して学んだらまずは少額投資から始めましょう。NISAやiDeCo制度を活用するのがやはりおすすめです。

投資信託は、分散投資ができますし、いきなり高額から始める必要がありません。投資信託には国内株式型、海外株式型、債券型などがあり、リスク許容度に応じて選択しなければなりません。

最小限の手続きで始められる方法として、ネット証券での口座開設があります。多くの証券会社では、本人確認書類の提出からわずか数日で取引開始が可能になっています。


NISA・iDeCo口座開設の具体的な手順

セミナーで学んだNISAとiDeCoの制度を実際に活用するための口座開設は難しくありません。

NISA口座開設に必要な書類は、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバー確認書類の2点が基本となります。金融機関選択のポイントとして、取扱商品の数や手数料、操作画面の使いやすさを比較しましょう。

NISA口座は1人1口座しか開設できないため、慎重に選ぶ必要があります。

参考:金融庁 NISAを知る

iDeCo口座開設については、勤務先の企業年金制度によって拠出限度額が異なるため、事前に確認が必要です。口座開設から取引開始までの具体的な流れは、申込書提出から審査完了まで約1〜2ヶ月程度を要します。

参考:iDeCo公式サイト

コツコツできる積立投資の始め方

少額ずつコツコツと積立投資を行いたい方は、月々の積立金額を検討してみましょう。新しいNISAでは40年という長期間でも積み立てができます。金融庁のサイトでは月3万円を積立投資額として、投資元本を以下のように計算しています。

3万円×12ヵ月×40年=1,440万円

セミナーでは月2万円の積立からアドバイスしてくれるところもあるため、目安額としては月々2~3万円から始めてみましょう。

参考:NISAの活用事例

自動積立は、証券口座開設後に毎月の積立日と金額を設定するだけで完了します。つみたてNISAなどは利用できる商品が限られており、すぐに大きな利益を得られるものではありません。

定期的に資産状況を確認しながら、長期的な視点で積立投資を行いましょう。

年代別おすすめ資産運用セミナーの選び方

年代によってライフステージが大きく異なるため、資産運用セミナーの選び方も変わってきます。

投資信託協会によると、若い世代では中長期的な運用が可能で積極的な値上がり益を狙える投資が適しています。一方、セカンドライフが間近な世代では安全性を重視した資産管理が重要とされています。

参考:投資信託協会 世代別資産運用の考え方

年代特有の制約条件を理解し、自分のライフステージに最適なセミナー内容を選択すると、より実践的な資産運用スキルを身につけられるでしょう。

20代・30代向けの長期投資セミナー

20代・30代の最大の武器は「時間」であり、優位性を活かした長期投資戦略を学べるセミナーが理想的です。若い世代は収入があまり多くなくても自由に使えるお金の割合が高い特徴を持ちます。

中長期的な運用でリスクがあっても積極的に値上がり益を狙えるのも30代までの方ならではといえるでしょう。20~30年スパンで資産形成を計画していけますので、積極的な投資と着実な積立投資が最適です。

基礎を学んだ後に具体的な投資にチャレンジできる、相談しやすいセミナーの受講がよいでしょう。

40代・50代の効率的な資産形成をサポート

40代・50代は収入ピークを迎える一方で、教育費や住宅ローンなど支出も多い時期です。

40代は「働き盛りの世代」と位置づけられ、子どもの出産や教育、住宅ローンの返済など支出が多い世代と言えるでしょう。
そのため、資産を効率的に増やす工夫が資産形成を左右します。

50代は教育費の負担が一段落する方たちも多いため、老後に備えた資産形成が進展しやすい貯蓄のタイミングとされています。退職までの期間を考慮したリスク管理が大切で、ライフステージの変化に応じた見直しが必須となります。

状況に応じたきめ細やかなアドバイスが可能なコンサルタントやFP(ファイナンシャルプランナー)が在籍するセミナーを探してみましょう。

60代以上のシニア向け安全運用講座

60代以上のシニア世代では資産保全と安定収入の確保が最優先の課題となります。セカンドライフが間近な世代は、限られた年金収入と貯蓄でより充実させるためにも資産を安全に管理していく工夫が大切です。

60代以降は守りと攻めのバランスが重視されます。とはいえ安定した収入を得るための投資商品選択では、運用の主目的は積極的に資産を増やすことにしないほうがよいでしょう。

手元のお金をなるべく減らさず月々の家計を楽にすることをメインにしたほうが運用も進めやすいです。セミナーでは年金受給世代が受講できるものが限定されている場合もあるので確認しておきましょう。

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