2025.04.23
ゴールド・金(XAUUSD)国内FX・CFD業者のスプレッドを比較【2025年】
ゴールド・金(XAUUSD)取引で利益を最大化したい、安心して取引したいなら、まず知っておきたいのは証券会社のスプレッドの違いです。
金融不安の時代、金は安全な資産とみなされる投資先で根強い人気があります。通常、通貨ペアは固定スプレッドが採用されていますが、ゴールド(XAUUSD・金)CFDでは変動スプレッドがほとんどの会社で採用されています。金の取引では、コストの差としてスプレッドは大きく影響します。
本記事では人気に定評のあるFX・CFD証券会社8社のスプレッドを徹底分析しました。業者比較のポイントもわかりやすく解説しています。賢い選択で利益率を即座に引き上げる秘訣を網羅した、あらゆるゴールド投資家必見のガイドです。
目次 [show]
ゴールド(XAUUSD)のCFD取引とスプレッドの基本知識

ゴールド(XAUUSD)のCFD取引は、現物資産を保有せずに金の価格変動から利益を得られる取引方法です。FXや株式と同様に、買値と売値の差であるスプレッドが取引コストとして発生します。
- CFD取引は現物資産を持たずに取引する
- FXもCFDの一種
- ほとんどのCFD取引では変動スプレッド
- スプレッドの幅が収益に影響する
証券会社によってスプレッドの幅は大きく異なるため、取引前に比較してください。
ゴールドは1日でおよそ200pipsも値動きします。通貨ペアで200pipsも動くことは稀ですから、ボラティリティの高いゴールドを取引するなら業者選びが収益性に直結します。
ゴールド(XAUUSD)取引のしくみ
ゴールド(XAUUSD)取引は、米ドル建てで金価格を売買する取引です。XAUは金の通貨コード、USDは米ドルを表しており、1トロイオンス(約31.1グラム)あたりの米ドル価格で取引されます。1ロットは100トロイオンスです。
取引方法はポジションを保有する「買い(ロング)」と「売り(ショート)」の二種類があります。金価格の上昇を予想する場合は買いポジション、下落を予想する場合は売りポジションを持ちます。
金市場は24時間取引可能で、ニューヨーク市場とロンドン市場が世界の金価格に影響を与えているといわれています。
金取引には最大20倍までレバレッジを効かせられ、少額の証拠金で大きな金額の取引が可能です。各証券会社によって最小取引単位や必要証拠金が異なるため、取引しやすいところを選ぶ必要があります。
CFD取引と現物取引の違い
CFD(Contract for Difference:差金決済取引)は現物資産を実際に保有せず、価格変動の差額のみで決済する取引方法です。
金のCFD取引では、現物金を購入する必要なく、価格変動から利益を得ます。現物取引では金地金の保管料や輸送コストが発生し、盗難のおそれもあります。
しかし、CFD取引では保管や盗難防止のコストがかからないという利点があります。現物取引と比較して少額から取引できる点も魅力です。
一方で、CFD取引のレバレッジによるリスク拡大や、金現物のような資産保全機能がない点はデメリットとなってしまいます。
他にも、CFD取引では追証があり、評価損失が拡大して口座の時価評価総額が必要証拠金額を割り込んでしまうと、必要証拠金の不足分を差し入れる必要があります。追証が解消されなければ、強制決済が行われます。
ゴールドのスプレッドが利益に与える影響と計算方法
スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差額で、証券会社の実質的な取引手数料です。頻繁に取引を行うデイトレーダーなら、スプレッドは利益に大きく影響するのです。
スプレッドをもとに、取引コストは以下のように算出します。
スプレッド × 取引数量=取引コスト
取引量が少ない時間帯はスプレッドが拡大する傾向があるため、取引タイミングにも注意が必要です。
ゴールド(金)取引が人気の理由と市場動向
ゴールド取引が注目される主な理由は、通貨などが不確実なときのためのリスクヘッジです。金は「安全資産」として世界的に認知されており、社会不安時に上昇する傾向があります。新型コロナウイルスの流行時に、金の価格は急激な上昇を見せました。
また、インフレヘッジとしての役割も重要で、通貨価値の下落時に金価格は上昇することが多いです。近年では各国の中央銀行が、保有資産を集中させないよう外貨準備の一つとして金を購入しています。
新興国を中心に特定通貨への依存度を下げる動きが多く見られますが、金の需要拡大も価格を押し上げる要因になっています。
金価格は米ドルとの逆相関関係が強く、ドル安になると金価格は上昇しやすい特徴があります。ゴールドは取引時間が長く流動性が高いため、ほぼ24時間取引可能な証券会社も多く、投資家から支持されています。
ゴールド取引の単位と必要証拠金
【金の取引単位】
1ロット=1トロイオンス(約31.1グラム)
金価格が1トロイオンス3000ドルの場合、1ロットの価値も3000ドルになります。必要証拠金はレバレッジ倍率によって決まり、国内のFX・CFD業者では金取引に対して最大20倍のレバレッジが一般的です。
例えば、レバレッジ20倍の場合、必要証拠金は取引金額の5%に相当する額が必要になります。1ロット(3000ドル)の取引には150ドル相当の証拠金が必要になります。
取引単位が小さいほど少額から始められますが、取引数量が増えるにつれて必要証拠金も比例して増加します。また、急激な価格変動に備えて余裕資金を持つようにしてください。
国内FX業者・取引所でゴールド(XAUUSD)を取引するメリット

国内FX・CFD業者でゴールド取引をする最大のメリットは、金融庁による監督と顧客資産の保護体制にあります。
海外業者と比較して、スプレッドがやや広い傾向はありますが、資金の安全性や入出金の利便性において優れています。
また、日本語によるサポート体制が充実しており、初心者でも安心して取引を始められる環境が整っています。
レバレッジ規制があるものの、過剰なリスクを抑制し、長期的に安定した取引環境を提供している点も国内業者の強みです。
金融庁の規制と資金保全制度
国内FX・CFD業者は金融庁の監督下にあり、「金融商品取引法」に基づく厳格な規制を受けています。
規制では、顧客資産の分別管理が義務付けられており、業者の破綻リスクから投資家の資産を守る仕組みが整備されています。
また、最低資本金要件や定期的な監査義務があるため、財務健全性の高い業者のみが営業を継続できる環境です。
金融庁は業者の広告表示や勧誘方法についても規制を設けており、不当な表示や過度な利益の強調を禁止しています。規制は投資家保護を目的としており、安心してゴールド取引に取り組める土台となっています。
ただし証券会社が加入する日本投資者保護基金は、CFD取引を取引所市場外で相対で行う取引では補償を受けられません。
顧客資産の信託保全のしくみ
国内FX・CFD業者では、顧客から預かった資産を自社の財産と分別して信託銀行などの第三者機関で管理する「信託保全」が金融商品取引法で義務付けられています。
業者が経営破綻した場合でも顧客の資産は保護され、返還される制度が確立されています。
- 保証金だけでなくポジションの評価損益や未実現金利調整額等も対象
- 差金決済や権利調整金等で実現した損益も保全
- 追加信託で信託内資産が保全すべき金額を上回る状態を維持
国内の証券会社でCFD取引を行う投資家は、安心して投資できる環境があります。※信託保全は元本を保証するものではありません。
海外業者との安全性比較
海外FX・CFD業者は国内業者と比較して規制の厳しさに大きな差があります。セーシェルやバヌアツなどのオフショア地域に登記している海外業者は、現地の緩やかな規制しか受けていないケースが多いです。
海外業者では、もちろん日本国内の証券会社のような信託保全が義務付けられておらず、顧客資産と業者の運営資金が明確に分離されていない場合があります。
また、海外業者がトラブルになった際の紛争解決手段も限られており、日本の投資家が権利を主張するのは困難です。
一方、英国FCA、オーストラリアASICなど先進国の金融当局に登録している海外業者は、比較的高い安全性を備えていますが、それでも日本の規制ほど厳格ではありません。
国内業者選択の最大のメリットは、万が一のトラブル時に日本の法的枠組みの中で解決できる点と、日本語での対応が保証されている安心感にあります。
コスト面での国内と海外業者の比較
海外の業者と国内の業者では、取引上やコストで注意しておきたい点が異なります。
【海外の業者でCFD取引する注意点】
- スプレッドの広さ
- 入出金ルール
- 円建ての取引に対応している業者は少ない
まず、国内業者は入出金手数料を無料にしている場合が多く、海外送金費用が発生する海外業者と比べてコスト削減になります。
国内業者では口座維持費や休眠口座手数料などの追加コストが発生しないケースがほとんどです。為替変動リスクも考慮すべき点で、海外業者では円からドルへの両替コストや為替変動によるリスクが生じますが、国内業者では円建て取引が可能な場合もあります。
海外取引でのスプレッドは、国内より広い場合が多いです。海外業者は高いレバレッジが可能だったり、ボーナス制度を取り入れたりしている点は魅力的です。しかし、スプレッドや手数料などで最終的にコストが高くなってしまう可能性もあります。
CFDでゴールドの投資を始める初心者の方なら、安全性を含めて総合的に国内業者のほうが取引しやすいと感じる場合が多いでしょう。
スプレッド以外の隠れた費用も比較しておく
ゴールド取引では、表面上のスプレッド以外にも様々な隠れたコストが存在します。最も代表的なのが「スワップポイント」(オーバーナイト金利)で、ポジションを翌日以降に持ち越す場合に発生する費用です。
金のCFD取引では通常、買いポジションを保有する場合にマイナススワップ(支払い)が発生し、長期保有するほど費用が積み重なります。
また、「取引手数料」が別途設定されていれば、スプレッドが狭く見えても実質的なコストは高くなることがあります。
その他、口座維持費や不活動手数料(一定期間取引がない場合に発生する手数料)がかからないかなど、利用規約を確かめたうえで取引しないといけません。
国内業者は取引手数料が無料に設定してあるところがほとんどで、手数料等もサイトで明記してあり、わかりやすい点も取引開始しやすいと感じる方も多いでしょう。
日本語サポートと迅速な入出金システム
国内FX・CFD業者の大きな強みは、充実した日本語サポート体制です。初心者にとって取引における不明点や疑問を母国語で質問できると、安心感はやはり高くなります。
多くの国内業者はチャット、電話、メールなど複数の問い合わせ手段を用意しており、営業時間内であれば迅速に対応してもらえます。24時間サポート対応の業者もあり、トレードを深夜帯に行う場合も安心です。
また、入出金システムの利便性も国内業者の魅力です。国内銀行との連携により、最短数分で入金が反映されるクイック入金サービスを提供している業者が多く、相場の急変時にもすぐに入金して取引できます。
出金においても、海外業者が処理に数日かかるケースがある一方、国内業者では原則24時間以内に処理されることが一般的です。
さらに、日本の業者なら各種書類の提出や口座開設手続きも全て日本語で完結しますので、海外業者のように手続きに不安を感じなくてすみます。
国内業者の税務処理のしやすさ
国内FX・CFD業者でゴールド取引を行う際の大きなメリットとして、税務処理の簡便さが挙げられます。
国内業者は年間の取引報告書を作成・提供するため、確定申告の際の計算作業が大幅に軽減されます。
特に先物取引に分類されるゴールドCFD取引は、利益に対して一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の申告分離課税となります。
税率は他の金融商品と損益通算が可能で、国内上場の先物取引、FX、国内上場のオプション取引などの損失と相殺できます。
国内業者の場合、取引履歴や損益計算書がすべて円建てで提供されるため、為替換算の手間も省けます。
海外業者では自分で取引履歴から損益を計算し、さらに為替レートでの換算作業も必要になるなど、税務申告の負担が大きくなります。
【2025年最新】ゴールド(XAUUSD)取引所・国内FX業者7社のスプレッド徹底比較

国内のゴールド(XAUUSD)取引を提供する主要8社のスプレッドを比較すると、業者間で最大2倍以上の差があることが分かります。
時間帯によるスプレッド変動も業者ごとに特徴があり、欧米市場の重なる時間帯(日本時間21時~翌2時頃)に最もスプレッドが縮小する傾向が見られます。
取引コストを重視するなら狭いスプレッドの業者を選ぶべきですが、取引単位や必要証拠金なども合わせて比較する必要があります。
各業者は定期的にキャンペーンを提供していますが、新規口座開設時のボーナスや期間限定のスプレッド縮小だけを比較せず、長期に投資を行う場合も考慮してください。
スプレッド比較一覧表(最新データ)
以下は2025年3月時点での国内・海外主要FX・CFD業者8社のゴールド(XAUUSD)取引におけるスプレッド比較一覧です。
証券会社 | スプレッド |
---|---|
GMOクリック証券 | 0.2 |
IG証券 | 0.5 |
楽天証券 | 0.5 |
外為どっとコム | 0.33 |
ヒロセ通商 | 0.2 |
DMM CFD | 0.2 |
GMO外貨 | 0.2 |
FXTF | 0.19 |
- GMOクリック証券:0.4~0.5ドル(原則固定)
- DMM CFD:0.5~0.7ドル(変動)
- SBI FXトレード:0.5~0.8ドル(変動)
- ヒロセ通商:0.7~1.0ドル(変動)
- 外為どっとコム:0.7~1.2ドル(変動)
- マネーパートナーズ:0.8~1.3ドル(変動)
- FXプライム byGMO:0.9~1.5ドル(変動)
各業者のスプレッドは取引時間帯や市場環境によって変動します。FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)は、時間帯によって原則固定スプレッドとなっています。
変動スプレッドでは、市場の流動性が高い時間帯にはさらに狭いスプレッドになることもあります。必ず公式サイトや取引ツールで、取引時点での最新スプレッドをご確認ください。
時間帯別スプレッド変動の特徴
ゴールド(XAUUSD)取引のスプレッドは時間帯によって大きく変動します。
【各市場で最も流動性が高くなる時間帯】
市場 | 時間帯 |
---|---|
ロコ・ロンドン | 16:00~ |
シカゴ・マーカンタイル取引所 | 22:00~ |
上海市場 | 10:00~(開場) |
ニューヨーク市場 | 21:30~(開場) |
上記の時間帯では、変動スプレッドを採用している業者のほとんどが最小値に近いスプレッドを提供しています。
一方、最もスプレッドが拡大しやすいのは、市場の流動性が低下するアジア時間の後半から欧州市場開始前(日本時間15時~20時)と米国市場終了後のアジア市場開始前(日本時間5時~8時)です。
特に週末に近づくほどスプレッドは拡大する傾向があり、金曜日の夕方以降は最大値に近いスプレッドになるケースが多いです。
また、主要経済指標の発表前後や地政学的リスクが高まる場面でも一時的にスプレッドが大きく拡大することがあります。
投資資金によって最小取引単位と必要証拠金を確かめておく
国内FX・CFD業者におけるゴールド取引の最小取引単位と必要証拠金は、スプレッドと共に比較しておきたい点です。
最小取引単位は業者によって異なりますが、1ロット(1トロイオンス)から取引可能なところが多いです。一部では0.1トロイオンス単位で取引できる業者もあります。
必要証拠金はレバレッジ倍率によって決まり、国内業者では最大20倍(証拠金率5%)が一般的です。
一方、海外業者では最大レバレッジが100倍、1000倍やそれ以上のケースもありますのでリスクに十分気を付けて取引を開始しましょう。
スプレッドや注文方法での証券会社比較ポイント
証券会社を選ぶ際には、複数社を比較してください。平均スプレッド以外でも、具体的な推移に着目して比べるとよいでしょう。
またスプレッド以外の手数料や、取引ツールなどでも注意しておきたい点があります。
各証券会社のスプレッド変動履歴と傾向分析
国内FX・CFD業者のゴールド取引におけるスプレッドは、過去数年間で全体的に縮小傾向にあります。スプレッドが縮小している原因は、市場競争の激化と取引システムの効率化によるものですが、各業者によって縮小ペースには差があります。
流動性の低い時間帯や相場の急変時におけるスプレッド拡大幅は業者によって大きく異なるため、業者選びが大切になります。
各業者の長期的なスプレッド推移を分析したうえで、継続的にスプレッド縮小に取り組んでいる業者を選んでください。
取引ツールと注文方法による実質スプレッドの差
国内FX・CFD業者が提供する取引ツールや注文方法によって、実質的なスプレッドに差が生じる場合があります。
【注文方法でのチェックポイント】
- 約定力に注目
- 注文方法が豊富か
- スリッページの影響を抑えられるか
他にも重要なのは「約定力」と呼ばれる注文執行の速度と精度で、公表されているスプレッドが狭くても、実際の約定時にスリッページ(注文価格と約定価格のずれ)が発生すると、実質的なコストは増加します。
取引ツールが使いやすい、つまり注文しやすく約定しやすいかどうかも大切になってくるのです。
また、注文方法によっても実質コストは変わります。成行注文は即時約定を優先するため、相場急変時にスリッページが発生しやすくなります。
証券会社によっては、許容スリッページといって、設定範囲以上のレート変化であれば注文が成立できないようにする設定があります。
指値注文は指定価格での約定を保証するものの、約定しない可能性もあります。OCO注文や逆指値注文など多様な注文方法も提供し、コストを抑えられる注文方法を選んで取引できる業者も一部あります。
ゴールド価格の変動とスプレッド拡大リスクの関係
ゴールド価格の変動とスプレッドの拡大には密接な関係があり、価格の急激な変動時にはスプレッドも大きく拡大するリスクがあります。
特に米国の雇用統計発表、FOMC(連邦公開市場委員会)の金利決定、地政学的リスクの急激な高まりなどのイベント時には、一時的にスプレッドが通常の2~5倍に拡大するケースも少なくありません。
相場急変時のスプレッド拡大への対応として、固定スプレッドを採用している業者を選ぶことも一つの戦略ですが、CFDでは完全な固定スプレッドを提供している業者はほぼないのです。
変動スプレッドを採用している業者であっても、スプレッド拡大時の上限を設定している業者や、スプレッド拡大時に自動的に通知する機能を提供している業者もあります。
またスプレッドの影響を抑えるために、重要経済指標の発表前後は取引を控えるのも自分でできる対策の一つです。
GMOクリック証券は安定した約定力と人気の高さ

【GMOクリック証券はここがおすすめ】
- 大手ネット証券で安心
- 初心者にもわかりやすいサービス
- ツールやスマホアプリが充実
- 取引手数料無料
GMOクリック証券のゴールド取引は、業界最狭水準のスプレッド(0.2ドル:2025年2月)を提供している点が最大の強みです。
約定力に関しても高い評価を受けており、注文時の価格から乖離する「スリッページ」が発生しにくい特徴があります。
取引ツールは高機能なPC専用ツール「はっちゅう君CFD」とスマホアプリ「GMOクリックCFD」が利用できます。
上級者だけでなく初心者の方もストレスなしで取引しやすいツールです。レバレッジ最大20倍、必要証拠金率は5%と国内業者の標準的な条件です。
IG証券は狭いスプレッドと充実した取引ツール

【IG証券はここがおすすめ】
- 最狭水準のスプレッド
- サポート体制が充実している
- 英の老舗オンライントレード証券会社
IG証券はイギリスのCFD業者で、金以外にも豊富な銘柄に対応しています。ゴールド取引においてもスプレッド(0.3ドル:2025年3月)は競争力があります。
日本国内では、信託口座による保全管理を行っているので、海外のCFD業者ですが安心感も高いです。同社の特徴は使いやすい取引ツール「ブラウザ版取引システム」と、上級者向けの「ProRealTimeチャート」が使える点です。
豊富なテクニカル指標と描画ツールで、本格的な相場分析もできます。最小取引単位は0.1ロット(1/10トロイオンス)で、取引手数料は無料です。
トレード戦略に合わせて「期限なし」と「期限あり」が選べます。また、指値・逆指値注文など、損失リスクを管理したり限定できたりするツールも使えます。
楽天証券(楽天MT4CFD) MT4で分析しながら取引可能

【楽天証券はここがおすすめ】
- 自動売買にも対応しているMT4
- アクティブなトレード環境を実現
- 取引手数料無料
楽天証券のCFD取引は「楽天MT4」という世界標準の取引プラットフォームを採用している点が最大の特徴です。MT4は高度なチャート分析機能や自動売買(EA)に対応しており、テクニカル分析を重視するトレーダーに人気があります。
ゴールド取引のスプレッドは平均0.5ドルと中程度です。取引に役立つ豊富なマーケット情報が提供される楽天証券の投資メディア「トウシル」は入門講座なども充実しています。最小取引単位は1ロットからで、必要証拠金率は5%(レバレッジ20倍)という設定です。
また、楽天証券は総合証券会社のため、株式や投資信託など他の金融商品と資金を一元管理できるメリットもあります。
外為どっとコム(CFDネクスト) 低コストの金CFD取引を提供

【外為どっとコムはここがおすすめ】
- 特に金が低コスト
- 口座維持手数料や出金手数料が無料
- 最短5分で申し込み手続き完了
外為どっとコム(CFDネクスト)は、バランスの取れたサービス内容が特徴で、ゴールド取引のスプレッドは平均0.2ドルと狭い水準での取引を提供しています。
取引ツールは自分好みにカスタマイズしやすく、テクニカル指標も豊富です。スマホアプリ版も初心者から上級者まで対応しており、いつでもすぐに取引しやすくチャンスを逃しません。
最小取引単位は1ロットからで、レバレッジは最大20倍(証拠金率5%)と標準的な条件です。安定した約定力とシステム安定性で、相場急変時でも比較的安定した取引環境を提供しています。
また、平日24時間対応のサポートデスクを設けており、取引に関する疑問や技術的な問題にすばやく対応してくれる点も魅力です。新規口座開設時のボーナスや取引量に応じたプレゼントなど、キャンペーンも充実しています。
ヒロセ通商(LION CFD) 初心者にやさしい取引環境

【ヒロセ通商はここがおすすめ】
- ほぼ24時間取引可能
- クイック入金に対応(約380行)
- 少額取引からスタートできる
ヒロセ通商(LION CFD)は、ユーザーフレンドリーな取引環境と充実したサポート体制が特徴で、初心者トレーダーから特に支持を集めています。
ゴールド取引のスプレッドは平均0.2ドル(2025年3月)と業界でも最狭水準で取引ツール「LION FX」の使いやすさは、他社と比較してもずば抜けています。PC、スマホアプリどちらも、FX画面と似ているのでFXに慣れている方にもおすすめです。
ヒロセ通商の最大の特徴は、取引時間の長さや少額取引もできるなど、実際に投資しやすいサービスです。最小取引単位は0.1ロットから取引可能で、レバレッジは最大20倍(証拠金率5%)となっています。
サポート体制も万全で、電話サポートやメールでの問い合わせを受け付けていますので、CFDや投資の経験が少ない方も安心です。
DMM CFDのスプレッド競争力と独自サービス

【DMM CFDはここがおすすめ】
- 取引手数料はすべて無料
- 取引ツールは高性能で使いやすい
- シンプルで取引しやすいCFD
DMM CFDのゴールド取引は、スプレッド平均1.2ドルと少し高めですが、取引手数料はすべて無料です。
取引ツールは4種類あり、自分で使いやすいもの、好きなものを選べます。
たとえば「DMMCFD PLUS」はシンプルで使いやすく、1つの画面に複数の銘柄を表示できる比較チャートや描画機能が利用できます。最小取引単位は10トロイオンスからで、レバレッジは最大20倍(証拠金率5%)となっています。
DMM CFDの特徴的なサービスとして「取引応援ポイントサービス」があり、ポイントランクに応じてポイント付与が大きくなります。
また、金だけでなく原油や株価指数など多様な商品CFDを同一口座で取引できます。スマホでスピード本人確認が利用できるので、取引開始までは最短即日となっています。
GMO外貨(外貨ex CFD) 安定性と初心者に優しい取引環境

【GMO外貨はここがおすすめ】
- 低水準スプレッドで安心して取引できる
- 高機能なスマホアプリが使いやすい
- Trading Viewチャートを無料で使える
GMO外貨(外貨ex CFD)はGMOグループの一員として安定した経営基盤を持ち、ゴールド取引においては0.2ドルと、大変狭いスプレッドを特徴としています。取引ツール「外貨ex CFD」は高機能チャートTrading Viewを採用しています。
ほぼ24時間、相対取引が行われているロコ・ロンドン・スポット市場の金価格に連動しています。金スポットの最低必要証拠金の目安は2,170円程度となっており(2025年1月)誰でもすぐに取引を始めやすいです。
CFDの口座開設にはFX口座が必要ですが、最短2営業日で取引開始できるようになります。
FXTFは独自ツールと手厚いサポートが魅力

【FXTFはここがおすすめ】
- 業界最狭スプレッド
- 豊富なチャート機能
- 取引サーバー、営業拠点、カスタマーサポートはすべて国内
FXTFのゴールド取引は、独自開発の取引ツール「FXTF MT4」、Trading Viewチャートが提供されています。
スプレッドは0.19ドルと最狭水準で提供されています。また時間帯によっては原則固定(17:00~26:00)スプレッドですので、安心して取引しやすいです。もちろん取引手数料などは無料ですので、コスト面でも安心です。
MT4をベースにした取引プラットフォームは、カスタマイズ性が高く、テクニカル分析や自動売買(EA)に対応している点が上級者から評価されています。
最小取引単位は1トロイオンスからで、レバレッジは最大20倍(証拠金率5%)と設定されています。豊富なキャンペーンもFXTFの特徴ですから、口座開設時に確認しておきましょう。
ゴールド(XAUUSD)を取引できる証券会社の選び方
ゴールド(XAUUSD)の取引業者を選ぶ際は、スプレッド比較だけでなく、総合的に評価していきます。自分にとって最適な業者選びのポイントは、下記の5つの要素を比較してください。
- 取引コスト
- システム安定性
- 約定力
- リスク管理
- サポート体制
頻繁に取引するトレーダーはスプレッドの狭さと約定力を重視すべきですが、中長期投資家はシステム安定性とサポート体制も大切になります。
また、最小取引単位が自分の資金や取引スタイルに合っているかどうかもチェックしておきたい点です。
業者選びは一度決めたら終わりではありません。取引しているうちにスタイルが変わり、使いやすい証券会社も変化する場合もあります。
また、市場環境も変わっていくものですから、自分がより取引しやすい環境を構築していきましょう。
1.コスト比較のポイント
ゴールド取引におけるコスト比較では、表面上のスプレッドだけでなく、総合的なコストを考えましょう。
まず、表示されているスプレッド実績はあくまで業者が公表している最小スプレッドです。実際の取引では市場環境によって変動するため、月間スプレッドなどの平均値も参考にしてください。
また、取引手数料は無料となっている証券会社が多いですが、一部有料の場合もあるので必ず確かめましょう。
スプレッドが狭く見える業者でも別途手数料がかかるケースがあります。入出金手数料やシステム利用料がどうなっているかも見落とさないようにしておきます。コストの大きさの影響は、取引の頻度によっても変わります。
スプレッド以外に確認すべき項目
ゴールド取引業者を選ぶ際、スプレッド以外に確認すべきコスト項目があります。
- オーバーナイト金利
- ロールオーバー手数料
- 最大注文可能数量
「スワップポイント」(オーバーナイト金利)は、ポジションを翌日以降に持ち越す際に発生する費用で、業者間で差があります。
金利調整額、キャリングコストなどと呼ばれていることもあり、各社の設定は異なります。金利の設定が低くても、ロング・ショートを問わず費用が発生する場合には注意が必要です。
「ロールオーバー手数料」は、一部の業者では週末や決済日をまたぐ取引に追加コストを設定している場合があるので確かめておきましょう。
また「最大注文可能数量」も、実質的なコストにつながるものです。最大注文可能数量が大きくなければ、取引額が多い場合に大量の注文を一度では執行できません。
そのため、複数回に分割して注文することになり、その間の価格変動によるコスト増加リスクがあります。
年間取引回数によって最適な業者が異なる
ゴールド取引の年間取引回数によって、業者選びの基準が違ってきます。年間取引回数が20回未満の長期投資家の場合、スプレッドよりもスワップポイントや入出金手数料の方が総コストに与える影響が大きくなります。
例えば、スプレッドが広くても、スワップポイントが有利な業者を選ぶと、3ヶ月以上の保有で総コストが逆転することがあります。
年間50~100回程度の中頻度トレーダーには、スプレッドとスワップのバランスが取れた業者が適しています。年間200回以上の高頻度トレーダーは、スプレッドの狭さと約定力を優先すべきです。市場流動性の高い時間帯に取引するなら、スプレッドの幅が狭い証券会社がよいでしょう。
また、「取引ボリューム特典」も比較しておいたほうがよい点です。業者によっては月間取引量に応じてスプレッド優遇やキャッシュバック、ポイント付与などがあります。
2.取引システムを評価するポイント
ゴールド取引における業者の取引システムは、収益性に直結します。着目したいのは「システム安定性」で、膨大な取引数を扱っていても対応できているかどうかです。過去のシステム障害の頻度や対応履歴は意外と見逃してはいけない点となります。
次に「チャート機能」の充実度では、テクニカル指標の種類や描画ツールの使いやすさ、過去データの閲覧可能期間などを比較してください。
「注文機能」の多様性も見逃せないポイントで、OCO注文、IFD注文、トレール注文など高度な注文方法に対応しているかが取引の幅を決めます。「レート更新頻度」も重要で、1秒間に何回レートが更新されるかで約定精度が変わります。
さらに「アラート機能」や「リスク管理ツール」の有無も、取引数が多いトレーダーにとってはチェックポイントです。実際に取引してみないと分からない部分もありますので、デモトレードを積極的に活用しましょう。
3.証券会社の約定力を確かめておく
証券会社に約定しやすいシステムがあるかどうかを確かめましょう。
通常約定が難しくなるのは、ボラティリティが高い場合や、流動性が低下しているときです。約定が難しい状態だと、注文したロットがすべてキャンセルされてしまいます。一部約定といって、一定のロットであれば確保できる機能を備えている業者があります。
他にもスリッページの限度を指定できるシステムがあれば、約定条件に幅を持たせて約定の可能性が高められます。
公式に「約定率」や「注文拒否率」を公開している業者もありますので、より確実に約定できるシステムを提供しているところを見つけてください。
モバイルアプリ操作性を確かめておく
ゴールド取引のモバイルアプリ操作性は、外出先でも取引する方は比較しておきたい点です。操作性評価の第一のポイントは起動から注文までの手順数で、少ないタップ数で注文できるアプリほど急な相場変動時に有利です。
チャート読み込み速度も、アプリ起動からチャート表示完了までの時間を複数の業者で比較すると、1~5秒程度の差があります。
プッシュ通知機能の有無と設定機能の多さでは、価格アラートや注文成立通知の細かい設定ができるかが使い勝手を左右します。アプリを比較するときには、アップデート頻度とユーザーレビューの評価も参考になります。
4.レバレッジ設定とリスク管理の関係
ゴールド取引におけるレバレッジ設定は、利益とリスク管理のバランスの決め手です。国内FX・CFD業者では、金融庁の規制によりゴールド取引のレバレッジは最大20倍(証拠金率5%)に制限されていますが、実際の取引では自分でレバレッジを下げて設定できます。
海外では、レバレッジが1000倍やなんと無制限という業者もあります。リスクを管理しやすくするためにも、最大レバレッジが決められた日本の業者のほうが安心感は高くなります。
一般には、初心者は5倍程度、中級者でも10倍程度のレバレッジに抑えるよう推奨されています。
また、各業者は追証制度(含み損が拡大した際に追加証拠金が必要になる制度)や強制ロスカット水準を設けていますので、追証の条件も業者選びの参考にしてください。
5.安心できるサポート体制が提供されているか
始めてCFDで投資を行うときには、やはり不安はつきものです。取引自体やシステム上での疑問点にスムーズに対応してくれるサポート体制があるかどうかで証券会社を比べておきましょう。
24時間フリーダイヤルでの対応、あるいは電話対応時間は限定的でその後メールでの受付、LINE対応可など様々です。
取引に慣れている方であれば、チャットでの対応であまり問題ないと感じるかもしれません。いずれにしても、どのようなサポートがあるかを公式サイトで確かめておくようにしてください。
ゴールド(XAUUSD)業者の口座開設の流れ

ゴールド(XAUUSD)取引を始めるには、まず証券会社選びと口座開設手続きを行います。口座開設の基本的な流れは、以下のような順で進みます。
- 業者選定/必要書類の準備
- オンライン申込み
- 本人確認書類の提出
- 審査
- 口座開設完了
FX・CFDを取り扱う国内証券会社の場合、最短で申込み当日、通常は2~3営業日程度で口座開設が完了し、取引を開始できるようになります。
原則として本人確認書類と、マイナンバー確認書類が提出書類となります。本人確認書類としては運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどになります。証券会社によって書類の種類、書類提出方法などが異なるので必ず確かめてください。
国内業者ではオンライン上で簡単に手続きが完了するケースがほとんどです。海外業者でもオンライン手続きで完了しますが、追加書類として住所確認書類などが必要になる場合もあります。
CFDで取引できる口座開設までの準備
ゴールド取引の口座開設はまず、複数の業者の比較から始めます。スプレッド、取引ツール、サポート体制、入出金の利便性などを自分の取引スタイルに合わせて評価します。
次に必要な本人確認書類を用意します。必要になるのが多いのは、下記の2点です。
- 顔写真付き身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
- マイナンバー確認書類(通知カード、個人番号カード、マイナンバー記載ありの住民票)
書類はスマートフォンのカメラで撮影するケースが多いため、明るい場所で四隅まで鮮明に写るよう準備しておくと審査がスムーズです。
また、入力する個人情報(氏名、住所、電話番号、職業など)に誤りがないよう送信前には確認してください。
書類審査に確実に通過するためのコツ
FX・CFD業者の口座開設における書類審査をスムーズに通過するためのコツはいくつかあります。
提出書類がはっきりと映っているか、申込フォームに入力する情報と本人確認書類の情報(氏名、住所、生年月日など)が完全に一致しているかを確かめておきましょう。
また職業・年収情報の申告も審査のポイントです。投資経験があれば正直に申告し、年収や金融資産は証明できる範囲で記入してください。
資金管理は長期的に行う
ゴールド取引では資金管理計画は長期的に立てておきます。投資に使える資金はどれくらいまでなのかを、最初に明確にしておきましょう。
生活に必要な資金とは完全に分離した、損失しても生活に支障のない金額を投資資金として設定します。
CFDではレバレッジをかけられるので、大きなリターンも期待できますが、一方でリスクも大きくなる点は忘れないようにしましょう。
次に「分散入金計画」を立てておきます。全資金を一度に入金するのではなく、最初は必要最低証拠金の2~3倍程度を入金し、取引に慣れてから追加入金する方法です。
また「1回のトレードでのリスク上限」を決めておきます。プロトレーダーの多くは1回のトレードで口座資金の1~2%以上を失わないよう設定しています。例えば口座資金が10万円なら、1回のトレードでの最大損失額を2,000円までに制限するといった具体的なルールを設けておきます。
リスクが大きくなるのは、損失を取り戻そうとしてレバレッジを上げたり、資金を増やしたりしてしまう時です。制限をかけておくと、より大きな損失を防げます。
初回入金から取引開始までの手順
ゴールド取引の口座開設が完了したら、実際の取引開始までのステップに進みます。
1.ログインと設定確認を行う
取引プラットフォームへのログインと設定確認を行います。パスワードの変更、二段階認証の設定、取引通知の設定などの初期設定を済ませましょう。
2.初回入金額を考えて入金する
初回入金は、最も手数料がかからず早く入金できる方法を選びます。取引額は少額に抑えておきましょう。
「クイック入金」(オンラインバンキング経由の即時入金)ができれば、対象金融機関も多く、手数料無料となっています。
証券会社によっては総合口座を開設し、CFD口座への振替を行う場合もあります。
3.基本操作を確かめる
デモトレードの経験があっても、実際の取引前には操作環境を確認してください。
チャートの表示方法、時間軸の変更、テクニカル指標の追加、注文方法(成行、指値、逆指値など)などをしっかり確認しておきましょう。
複数のCFD口座を比較するためのチェックリスト
効率的にゴールド取引業者を比較するためには、チェックリストを用意し、各業者を同じ基準で評価していきます。
以下の7つの要素を基準にした評価表を作成すると、比較しやすくなります。
①取引コスト | スプレッド(通常時/高ボラティリティ時) 取引手数料 スワップポイント 入出金手数料 |
②取引条件 | 最小取引単位 レバレッジ設定 必要証拠金 ロスカット水準 追証の有無 |
③取引システム | 約定速度 システム安定性 チャート機能 発注方法の種類 |
④モバイル対応 | アプリの使いやすさ 機能の充実度 プッシュ通知の設定範囲 |
⑤サポート体制 | 対応時間 対応チャネル(電話/メール/チャット) 対応スピードを実際に問い合わせて確認 |
⑥教育コンテンツ | セミナー ウェビナー 分析レポート 初心者向け教材の充実度 |
⑦口座開設特典 | キャッシュバック 取引ボーナス スプレッド優遇条件などのキャンペーン |
項目ごとに1~5点の評価点を付けていきます。あまり評価点に大きな違いがなく証券会社選びに迷ったら、最終的に自分の取引で優先したい部分で高評価を付けた証券会社を選んでください。
無料デモ口座の活用
実際にゴールド取引を始める前に、無料デモ口座でトレードしてみましょう。
デモ口座は取引環境を体験できるシミュレーションシステムで、多くの業者が無料で提供しています。デモ口座はリスクなしの取引経験が積めるのが利点で、資金を失わず値動きのパターンやチャートの見方、注文方法などを学べます。
また自分の取引戦略が有効なのかもチェックでき、新しい売買ルールやテクニカル指標を検証できます。
さらに取引プラットフォームの操作練習ができる点も大きなメリットです。各業者の取引ツールは機能や操作方法が異なるため、使用感を比較してから口座を開設しましょう。
ゴールド(XAUUSD)取引に関するよくある質問 Q&A
ゴールド(XAUUSD)取引を始める際に、多くのトレーダーが共通して抱く疑問があります。これまでFXなどの投資経験がある方も、CFDでの違いが気になる方も多いでしょう。
ゴールドの取引をこれから行うか検討中の方はチェックしてみてください。
FXでXAUUSDとは?
日本国内ではゴールドは、証券会社がCFD取引として取り扱っています。FXもCFDの一つの種類ですが、CFDは通貨ではなく金銀などの商品や株価指数、債券などを取引できます。
CFDにおけるXAUUSDとは、金(ゴールド)と米ドルの取引ペアを表す記号です。XAUは金の国際通貨コード(ISO 4217)で、USDは米ドルの通貨コードです。
FX・CFD業者でのゴールド取引は実際に金を保有するわけではなく、価格変動による差金決済を行うものです。
つまり、金価格が上昇すると予想する場合は「買い」ポジションを、下落すると予想する場合は「売り」ポジションを持ち、予想通りの値動きがあれば差額が利益になります。
XAUUSDの取引時間は何時から何時まで?土日もトレードできる?
ゴールド(XAUUSD)の取引時間は、基本的に世界の主要金市場の営業時間に準じています。
国内FX・CFD業者の多くは月曜日早朝から土曜日早朝まで、ほぼ24時間取引が可能です。具体的には、日本時間で月曜日朝7時頃(冬時間では8時頃)から土曜日朝6時頃(冬時間では7時頃)までが一般的な取引時間です。土曜日の早朝から月曜日の早朝までは週末クローズとなり、取引はできません。
取引時間の設定は業者によって若干異なるため、口座開設前に各業者の取引条件を確認しておいてください。
利益が出たら確定申告は必要?
ゴールド(XAUUSD)取引で利益が出た場合は、確定申告が必要になる場合があります。日本の税制では、FX・CFDでのゴールド取引による利益は「先物取引に係る雑所得」として分類され、申告分離課税の対象となります。
税率は一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)で、他の所得と分離して計算されます。
確定申告が必要になるのは、年間の利益(調整額含む)が20万円を超える場合です。確定申告は翌年の2月16日から3月15日までに行い、複数の業者で取引している場合は全ての取引を合算して申告する必要があります。
なお、CFD取引はデリバティブ取引の損益と通算できますが、株式取引による損益とは通算できません。
まとめ:あなたに最適なゴールド(XAUUSD)取引所の選び方
ゴールド(XAUUSD)取引所を選ぶときは、コストと取引スタイルでFX・CFD証券会社を比較します。
スプレッドの狭さだけでなく、取引システムの安定性、約定力、使いやすさ、サポート体制、手数料など、総合的に評価しましょう。
頻繁に取引する短期トレーダーにはスプレッドと約定力を重視した証券会社が向いています。初心者には使いやすいインターフェースと教育コンテンツが充実したところのほうが安心感があるでしょう。
取引を始める前に、無料デモ口座でデモトレードを行うとイメージがつかみやすくなります。さらにサポート体制も初めての取引なら確認しておきましょう。24時間フリーダイヤルのサポートがあれば、かなり安心感が高まります。
ゴールドは取引環境が大きな割合を占めるため、証券会社選びが成功の鍵となるのです。

小林綾乃
大学卒業後、銀行に入行。事務職を経て、約14年間、個人向けの資産運用コンサルティング業務に従事。
その後、銀行系証券会社へ出向し約2年間、資産運用コンサルティング業務に従事。
中立的な立場からお客様の豊かな人生に役立つご提案をしたいと思い、現職であるバリューアドバイザーズに入社。