2019.12.12
弊社代表五十嵐のコラムが日経会社情報PREMIUMに掲載されました。
20年間で金融資産を3倍に増やしている米国に学ぶ資産運用に対する考え方①
金融庁が公表した金融レポートによれば、1995年から2016年末までの間の日本と米国の家計金融資産残高全体の増加は日本が1.54倍に留まっている一方、米国は3.32倍と大幅に増加しました。そして、注目すべき点は上記のうち運用リターンによる家計金融資産の増加は日本1.20倍に留まっている一方、米国では2.45倍と大幅にと大きな開きがある点です。
この要因については、日米の家計の金融資産の内訳の違いが大きいと考えられます。
日本は家計金融資産の半分を現金・預金で保有しており、年金・保険等を通じた間接保有分を含む株式・投資信託のリスク資産の割合が18.6%なのに対して米国では46.2%に達しています。ちなみに米国家計での現金・預金の比率は13.7%です。
なぜ日本と米国とでこれほど差が出るのでしょうか?