相続した株券を預けている証券会社が分からない場合は?

株券相続手続きの際に、「故人は株券をもっていたはずだが、
どこの証券会社に口座があるのか分からない」というのはよくあるケースです。
調べ方を事前に知っておくことでスムーズな資産承継が可能になります。
このコラムでは、相続した株券を預けている証券会社が分からない場合の
具体的な手順と重要なポイントについて解説します。

  1. 証券保管振替機構(以下ほふり)に調査依頼をおこなう

ほふりとは、証券会社から預けられた投資家の株式、社債、投資信託などを
集中保管している機関です。
このほふりに調査依頼をすることで、故人が保有していた株券と、
それが保管されている証券会社までを、知ることができます。

  1. 必要書類を準備してほふりに開示請求をする
    • 開示請求書
    • 法定相続人の本人確認書類のコピー
    • 相続人と被相続人の関係を示す戸籍等
    • 被相続人の住民票、戸籍の附票

 

以上、4点を準備し郵送で送ると受付から約2週間で、結果が返送されてきます。
返送されてくる書類に証券口座の情報が記載されていますので、確認して証券会社へ
連絡し相続手続きを行ってください。
また、開示請求をする場合は手数料として請求1件につき6,050円(税込)2件目以降は
1件あたり1,100円(税込)が加算されます。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
口座がどこの証券会社のものか分からなくても、ほふりに開示請求をおこなうことで
解決しますので、参考になさってください。

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