カギは長期投資にあり

再現性のある投資成果を得るには時間と分散が大切です。

今回はタイミングを図った売買ではなく、長期間に及ぶ投資の方が運用成果の向上に貢献することをご紹介いたします。

(図1)

上の図は、1999年末から2019年末までの20年間、毎年100万円をその年の最高値(▲)で積立てた場合と、その年の最安値(●)で積立てた場合のシミュレーションです。

分かりやすく、一番高いところで買ってしまう▲さんと、一番安いところで買える●さんと考えてください。

結果は以下の通りです。

(図2)

毎年最高値で買い続けてしまった場合でも、2,000万円の投資に対して4,221万円と約2.1倍になっています。年率にすると6.7%上昇している計算です。

一方、最安値で投資した場合、投資額2,000万円に対して約2.9倍の5,887万円になっています。こちらは年率にすると9.4%です。

ここで重要なポイントが2つあります。

1つ目は、売らずに保有し続けたことです。

▲さんも●さんも、2008年のリーマンショック時には含み損を抱えてしまっています。

上の表のとおり、投資額が累積され大きくなっているため、損失額も大きくなっています。

ここで投資や積立を辞めてしまった場合、大きな投資成果を得ることはできませんでした。

2つ目は、最高値で投資し続けることも、最安値で投資し続けることもできないということです。現実的に長期で積立をした場合のリターンは6.7%~9.4%の間ということになります。

このことからもタイミングを図りながら売買するよりも、長期で投資をし続けることの方が大切であるということが分かります。

 

年齢や目的によっては、20年間も投資し続けることが難しい場合もあると思います。

その為、私たちは値動きを抑えるための分散投資や積立投資を組み合わせることや、

運用しながら取り崩す仕組みをつくることで一人ひとりに合わせた適正ポートフォリオを作成しています。

 

皆様もポートフォリオの構築に悩まれましたら、弊社に一度ご相談ください。

(出典:図1、図2ともにキャピタル世界株式ファンドシリーズ販売用資料2020より引用)

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