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資産運用① ジュニアNISAが廃止?今からでもやるべき理由とは? - お客様目線のFP事務所|株式会社バリューアドバイザーズ

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資産運用① ジュニアNISAが廃止?今からでもやるべき理由とは?

2016年1月からスタートしたジュニアNISA、皆さんご存知でしょうか?
ジュニアNISAは未成年口座で運用できる非課税制度です。


(作成)金融庁(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/overview/index.html)

しかし、今回の税制改正でジュニアNISAの廃止が決定しました。
その要因は利用者数が圧倒的に少ないことです。


(作成)日本証券業協会(http://www.jsda.or.jp/about/kaiken/files/191218shiryou7.pdf)

いくら少子高齢化社会と言っても明らかに利用者が少ないのがわかります。
筆者が考える要因は、「現行制度の使い勝手の悪さ」だと思います。

筆者なりの疑問は以下の3点です。
①年間投資額は80万円まで
なぜ80万円なのか?贈与税の基礎控除の範囲内で運用するなら110万円でもいいのではと思いました。
②18歳までは払い出し制限あり
将来の学費のために運用する目的だから制限をかけるのはわかりますが、若年層はさまざまなライフイベントによってキャッシュフローが変化することが考えられるため、払い出し制限があるのは、ブレーキがかかります
③非課税期間は5年間のみ
18歳まで払い出し制限があるのに対して、非課税期間が5年間しかないので残りの期間はどうするの?と考えてしまいます。

あと書類が通常のNISAよりも煩雑なところも要因だと思います。
例えば楽天証券でジュニアNISA口座を開設する場合、
①登録される未成年口座名義人の方が満20歳未満かつ未婚であること。
②お申込みにあたって親権者全員の同意を得られていること。
③親権者または、未成年後見人の方の1名が、楽天証券の総合取引口座を開設しており、「登録親権者」として登録をおこなうこと
④登録親権者は、常に未成年口座の取引状況などを管理・把握いただけること。
⑤未成年口座名義人、登録親権者ともに国内居住であること
が必要であり、さらに住民票もしくは戸籍謄本等の所定の書類を徴収することが必要になります。

しかし、今回のジュニアNISAが2023年末で廃止になることが決定し、使い勝手が良くなったと言われています。
①18歳までの払い出し制限が撤廃
2024年1月から18歳までの払い出し制限が撤廃されることが決定しました。これにより、次世代のための資産運用が積極的に行えるようになります。
②非課税期間が20歳まで
今まではいつ始めても5年間しか非課税期間はなかったのが、20歳まで非課税期間で運用できることになりました。仮に0歳でジュニアNISA口座で運用すると20年間非課税で運用できるため非常に有効な手段となりそうです。

2023年末ということはあと4年しかありません。
つまり、
80万円×4年=320万円
については子供名義(孫名義)で運用できることになります。

これを機会に、ご自身の運用だけではなく、お子様のための運用もご検討されてはいかがでしょうか?

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