2022.02.25
金融機関のすすめで購入していませんか?
皆さんは金融機関のすすめで投資信託などの金融商品を購入されたことはありませんか?
弊社にも、「なにを持っているのかよくわからない」と相談に来る方が年々増えています。
今回は金融業界で働いていた経験から、おすすめ商品の内情をお伝えします。
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(1)ランキングには気を付けろ
どの金融機関も売れ筋ランキングが公表されています。
しかし、金融機関ごとにランキングに入る商品は大きく異なります。
というのも、どこの金融機関も、自社の運用会社が運用している商品がランクインする傾向にあるのです。
投資信託の場合、主に購入時と保有時、売却時の3つの費用が掛かります。
この時、自社以外の運用会社の商品を販売すると、手数料を按分する必要があります。
そのため、少しでも利益率を高くしようと自社で開発した商品が多く販売されることになります。
つまり、よりお客様のニーズに合った商品を販売するのではなく、自社にとって都合のいい商品を販売する傾向にあるのです。
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(2)テーマ型投資信託
次にテーマ型投信です。
以前はロボティクスや5Gなどのテーマが流行りました。
最近はSDGsやフィンテックが上位となっています。
テーマ型投資信託は成長シナリオを伝えやすいため、販売しやすいといった特徴があります。
しかし一方で、特定のセクターに投資対象が偏っているため分散効果が期待できません。
例えば今年はエネルギーセクターや金融セクターが強く、年初に比べ大きく上昇していますが、ハイテクや消費財は軟調です。
分散しないことによって、そのテーマそのものの上昇や下落によって大きく価格変動する可能性があるのです。
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このように金融機関によっては、お客様のご意向とは関係ない商品をすすめている内情があります。
金融商品を購入する際は、自分に合っているものなのか、しっかりと商品を理解したうえで判断するようにしましょう。
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